「糖質ブロック」「高血圧」「便秘」「肥満予防」「アンチエイジング」などに効果があると、話題の桑の葉茶ですが、やはり、気になるのは、その成分。桑の葉茶にはどんな成分が含まれているのでしょうか?
ここでは、「桑の葉茶に含まれる成分」や「桑の葉の副作用」「桑の葉茶の味」などを詳しく解説します。
桑の葉茶とは
古くから、中国では桑の葉を乾かしたものは「神仙茶」と呼ばれ、滋養強壮に効果があり、「不老長寿の妙薬」として用いられていたそうです。
また日本でも、昔は、身近な植物や穀物を煎じてお茶代わりに飲んでいたそうで、桑の葉茶も、その一つとして飲まれていたと言われています。
近年、桑の葉はビタミン、ミネラルが豊富で、有効成分が入っていることが明らかになり、その効能に注目が集まっています。
桑の葉茶の特有成分DNJとは
桑の葉茶に注目が集まるのは、桑の葉に含まれるDNJ(デオキシノジリマイシン)という桑特有の成分が関係しています。
糖分のとりすぎは「太る原因」や「糖尿病」などの病気を引き起こす要因になりますが、桑の葉に含まれるDNJは糖の吸収を抑える効果があると言われています。DNJは桑の植物以外にも、ほんのわずかに含まれている植物もありますが、豊富に含まれているのは桑の葉だけになります。
もう少し詳しくDNJの働きを見てみましょう。
DNJの働き
DNJはブドウ糖に非常に似ている構造をしています。
食べ物の糖質は「多糖類」という大きな形をして、胃、十二指腸を通りながら分解され小腸に運ばれます。小腸にたどり着く頃には「多糖類」より小さくなった「二糖類」に変わりますが、まだまだ、大きすぎて体には吸収されません。
小腸では糖質を吸収しようと「二糖類」を小さい「単糖類(ブトウ糖)」に分解する働きの酵素(α-グルコシダーゼ)が待ち構えていますが、その邪魔をするのが、ブドウ糖によく似ている桑の葉特有のDNJ成分。
桑の葉を食前に摂り入れることで、DNJが小腸に先回り。α-グルコシダーゼと結びつき糖の吸収を邪魔をします。このDNJの働きが血糖値の上昇を抑え、糖質制限などのダイエット効果があると注目されています。
ちなみに、小腸で吸収されなかった糖類は大腸まで運ばれて腸内細菌によって分解されます。その時、腸内では炭酸ガスなどが発生することで、腸内が刺激され便通が良くなると言われています。
悪玉コレステロールを抑える「Q3MG」
さらに、桑の葉には、フラボノイドの一種のQ3MG(ケルセチンマロニルグルコシド)の働きにより、動脈硬化の原因の一つである悪玉コレステロールを抑え、血管の酸化や劣化を防ぐ効果があると言われています。
桑の葉茶にはビタミン・ミネラル成分が豊富
桑の葉茶がテレビやメディアで話題になるのは、桑の葉に含まれる「DNJ」や「Q3MG」の成分だけではなく、健康維持や栄養補給に人気がある、青汁やケールよりもビタミン、ミネラル、食物繊維が多く含まれていることも注目される一つです。
桑の葉茶に含まれるビタミン類
- βカロテン(ビタミンA)
- ビタミンB
- ビタミンC
- ビタミンE
これだけ多くのビタミンが豊富に含まれていれば、美容に良いことはもちろんですが、これらのビタミンは抗酸化のビタミンとも呼ばれ、活性酸素を除去し、がん予防にも働く役割があるといわれています。
糖の代謝の働きを助け、また疲労回復の効果があるビタミンB群をはじめ、抗酸化作用が強く、アンチエイジングに効果的だといわれるビタミンEが、桑の葉にはケールの3.5倍、モロヘイヤと比べると5倍も含まれています。
桑の葉茶に含まれるミネラル成分
- カルシウム
- 鉄分
- 亜鉛
- マグネシウム
- カリウム
桑の葉にはミネラル分が豊富に含まれています。
現代人が不足がちになる、カルシムも桑の葉には牛乳の20倍以上、小松菜の16.4倍も含まれています。また「鉄分」も多く含まれ、その量はなんと、ほうれん草の4.5倍!
知らぬ間に摂りすぎてしまう塩分は、むくみの原因に。摂りすぎた塩分を排出する作用があるカリウムも桑の葉には含まれています。
桑の葉に含まれるビタミン、ミネラル以外の成分
- 食物繊維
- ルチン
- GAVB(ギャバ)
桑の葉茶にはビタミン、ミネラルを多く含むだけではなく、不足がちになる食物繊維は、ごぼうの7.2倍。食物繊維は「腸の大掃除」腸内環境を整え、便秘改善、生活習慣の予防にも役立つといわれています。
ビタミン、ミネラルの他に、血管を強くする働きがあるルチンや、高血圧に効果があるとされる抗酸化作用のGABA成分など、桑の葉には健康のためにも、美容のためにも、摂りたい多くの栄養素が含まれています。
桑の葉茶にカフェインは含まれる?副作用は?
栄養価が高くビタミン、ミネラルを多く含む桑の葉ですが、カフェインや副作用はあるのでしょうか?
Q1:桑の葉茶にカフェインは含まれる?
桑の葉茶はカフェインが含まれていません。
カルシウムを多く摂取する必要がある、妊婦さんや育ち盛りのお子様にも安心してお飲みいただけます。
Q2:桑の葉茶に副作用はあるの?
副作用などの報告はありませんが、食物繊維の働きから、おならが出る、お腹がはる、お腹がゆるくなる場合があります。飲む回数や量を減らすなど様子をみてください。
糖尿病などの血糖値を下げるお薬を処方されている方は、お医者様、薬剤師にご相談することをおすすめします。
桑の葉茶の味はどんな味?
気になるのはやはり、お茶の味。同じ桑のお茶でも、産地や製造方法などにより味も色味も変わります。
桑の葉茶には大きく分けて2つのタイプがあります。
- 茶葉タイプ
- 粉末タイプ
茶葉タイプ
茶葉タイプや、ティーパックなどのマルベリーティーの桑の葉茶は、色も緑茶のような薄い色合いです。産地も外国産の茶葉を使用している桑の葉茶や、製法などによっては、少し雑味を感じる桑のお茶もあるようです。
粉末タイプ
茶葉を粉末にした、パウダータイプの粉茶は、色が濃く、桑の葉の栄養素を全て取り入れられるのが特徴になります。
「おおまさの桑の葉茶」がおすすめ!
おおまさの桑の葉茶は粉末にしたパウダータイプになります。
色もきれいな濃いグリーンになり、その色合いからして、「青汁のような苦味があるの?」と思われがちですが、「お寿司屋さんの粉茶のよう」「抹茶のように飲みやすい味」「緑茶よりも深みがある」と、その飲みやすさに驚かれる方が多くいらっしゃいます。
おおまさの桑の葉茶の特徴
- 100%国産を桑の葉使用
- 無農薬
- 添加物不使用
- 定期的な放射線検査を実施
山梨の広大な大自然で育った天然の桑を使用したおおまさの桑の葉茶は添加物はもちろん、甘味料なども一切使用せず、自然のお陽さまと大地の栄養から作り出された、まろやかな甘味を感じる桑の葉茶です。小さなお子様、妊婦さん、ご年配と幅広い方々にお飲み頂いています。
安心してお飲み頂くために、農薬も不使用、定期的な放射線検査を行っています。
健康維持、体質改善、ダイエット、アンチエイジングの美容のためと、お飲み頂くきっかけは、さまざまですが、リピートされるお客様が多いのも、体の変化や飲みやすさを感じて頂いているからだと思います。
飲み方、食べ方もいろいろ
- 野菜嫌いなお子様には、パンケーキの粉に混ぜて、おやつとして栄養補給に。
- お弁当には、ごはんに混ぜて色合いきれいな「桑の葉茶おにぎり」に。
- カルシウムを多く摂りたい、妊婦さんには牛乳と割って桑の葉茶ミルクに。
- 忙しい朝には、ヨーグルトに混ぜて栄養補給の強化に。
- お酒好きの方は、焼酎の割り物として、まろやかな味わいに。
パウダータイプの粉茶はアレンジがしやすく、不足がちな栄養補給におすすめです。