大地からたくさんの栄養分を吸収し、空からは多くの光を浴びて栄養を貯め込んだ桑の葉には、青汁の2倍以上、緑茶の4倍以上のビタミンやミネラルが含まれています。
そんな栄養素の高い桑の葉ですが、ダイエット効果を期待して飲まれる方、また青汁や緑茶の代わりに飲んでいるうちに痩せたという方も。
この記事では桑の茶の成分とダイエットに期待できる成分、ダイエットに効果的な飲み方などを最新情報などを解説します。
桑の葉茶がダイエットに注目される理由2024年
「桑の葉ダイエット」の本や、桑の葉の「ダイエットサプリ」があるほど桑の葉にダイエット効果の注目が集まっています。ここまで桑の葉がダイエットに注目が集まるのは、桑の葉に含まれている成分に秘密があります。
糖の吸収をブロックをするDNJ
ダイエットをする際には、糖質を抑えることが重要です。桑の葉には、糖の吸収を緩やかにする効果があり、ダイエットにも効果が期待できます。
桑の葉には、DNJ(デオキシノジリマイシン)という成分が多く含まれています。
桑特有のDNJは、糖分解酵素の働きを抑え、糖の吸収を緩やかにする効果があることから桑の葉がダイエットに注目されているのです。
ちなみに、DNJはケールや青汁には含まれていない桑の葉特有の成分です。
知っ得:糖尿病の治療として飲まれていた桑の葉
鎌倉時代に糖尿病の治療にも「桑の葉」が使用されていたという文献が残っているほど、古くから「桑」と「糖」には関係がありました。
桑の葉に含まれるDNJ成分の働きにより、食後血糖の上昇をおだやかに抑える効果があると言われています。
桑の葉茶を飲むとなぜ痩せるの?
桑の葉がダイエットとして注目されているのは、DNJだけではありません。桑の葉を飲むと痩せる理由はDNJ以外にもダイエットに効果的な成分が豊富に含まれているため、さまざまな「太り」の原因に効果が期待できるのです。
- むくみが解消されるから痩せる
- 代謝が上がるから痩せる
- 腸内環境が整うから痩せる
理由①:むくみが解消されるから痩せる
糖分だけではなく、塩分の摂りすぎも、太ってしまう原因の1つです。
塩分は水分を抱え込んでしまう性質があるため、塩分を摂りすぎると、体がむくみ、ほっておくと「水太り」の原因につながります。
そんなむくみを解消してくれるのが、カリウム。
桑の葉にはカリウムが含まれており、余分な塩分や老廃物の排出をサポートしてくれる働きがあるので「水太り」の原因となる、むくみ解消効果が期待できます。
理由②:代謝が上がるから痩せる
食事制限ダイエットをしたのに、効果が出なかったという方。その食事制限が痩せない原因だったのかもしれません。
ビタミンB群には糖質やたんぱく質をエネルギーに変える働きがあります。ビタミンB群が不足すると代謝効率が悪くなり、余分な糖分は、脂肪にかわり蓄積されてしまいます。
栄養バランスを崩すような食事制限ダイエットは逆効果ということです。
桑の葉には、代謝を上げ脂肪の燃焼を助けてくれる「ビタミンB群」が豊富に含まれています。また、ビタミン類だけではなく亜鉛や鉄、カルシウムなどのミネラル成分も豊富に含まれているので、栄養バランスを整えながら、健康的に痩せる効果が期待できるのです。
理由③:腸内環境が整うから痩せる
便秘などにより、腸内環境が乱れると増えていくのが悪玉菌です。悪玉菌が増えると代謝が悪くなり、内臓脂肪や皮下脂肪などの脂肪がつきやすくなります。
ぽっこりお腹や、ダイエットをしても効果がなく痩せないという方は、腸内環境の乱れが原因かもしれません。
桑の葉には食物繊維が豊富に含まれており、食物繊維を沢山とることによって、腸内環境を整え、老廃物のデドックス効果、便秘解消にもつながります。
また、食物繊維には、腸内でコレステロールや中性脂肪が吸収されるのを妨げる働きがあるので、食物繊維をたくさん摂ることは、ダイエットに効果的なのです。
痩せるだけではない桑の葉茶の嬉しい効果
ケールや青汁よりも、ビタミン・ミネラルの栄養が含まれている桑の葉にはダイエット以外にも、飲み続けることで体に嬉しい効果があります。
- ダイエットしながら美肌になる
- 甘いものを食べてもOK
- 置き換えダイエットの必要はなし
①ダイエットしながら美肌になる
無理なダイエットは、体にも悪く、肌荒れの原因になってしまいます。
ビタミンとミネラルが豊富な桑の葉は、ビタミンEやベーターカロテンなどアンチエイジング効果に良いとされる抗酸化作用の成分が豊富に含まれています。
そのため、美肌、アンチエイジング目的で、桑の葉茶を飲まれている方が多いのも事実。
1年間で2メートル以上にも成長する生命力が盛んな桑は、ダイエット効果だけではなく、健康的に痩せながら肌の調子も整えてしまう。そんな嬉しい効果が桑の葉には期待ができます。
②甘いものを食べてもOK
「ダイエットの天敵→甘いもの!」という感じがしますが、甘いものを食べたいときにも、桑の葉を体に摂り入れてから、または一緒に飲むことで、糖の吸収に働きかけてくれます。食べ過ぎはいけませんが、甘いものを我慢する必要がないのは桑の葉のDNJのおかげ。
③置き換えダイエットの必要はなし
通常の食事のうち1食分を青汁や、プロテイン、スムージーなどに置き換え、摂取カロリーを抑える置き換えダイエットがありますが、桑の葉茶は食前に、または食事と一緒に桑の葉茶を飲むことで糖の吸収を抑える効果が期待できます。
食べる回数を減らす、食べることを我慢することで摂取カロリーを減らす点が、置き換えダイエットとの大きな違いになります。
ダイエット目的で桑の葉茶を飲む注意点
桑の葉茶を飲むにあたり注意すること
- 桑の葉茶を飲む回数
- 桑の葉茶を飲む効果的なタイミング
- どのくらいで効果がでるの?
- 基礎代謝を下げる冷たい飲み方はNG
注意点①:桑の葉茶を飲む回数
青汁よりも栄養素が高く、食物繊維が豊富な桑の葉茶ですが、食物繊維の働きで、お腹がゆるくなってしまう場合には、飲む回数や量を調整してみてください。
桑の葉茶は1日にたくさん飲めば、痩せるというわけではありません。大切なのは毎日、続けて飲むことです。
注意点②:桑の葉茶を飲む効果的なタイミング
いつ飲んでもよい桑の葉茶ですが、余分な糖の吸収をブロックしてくれる働きがある桑の葉は食前に飲むことで効果が期待できます。
一気に飲み干すというよりも、食前の15分前からゆっくりと飲む。また、食中であれば時間をかけてゆっくりと食事と共に飲むという方法がおすすめです。
注意点③:桑の葉茶はどのくらいで効果がでるの?
栄養素が高く、腸内環境の改善や、むくみの改善が期待できる桑の葉ですが、飲み続けることが体質改善のカギになります。
個人差もありますが、やはり継続して飲み続けることが大切です。最低でも1ヶ月以上飲み続けることで、変化を感じやすいかもしれません。
注意点④:基礎代謝をもっと上げるにはホットがおすすめ
ホットでも氷を入れてキンキンに冷やした桑の葉茶でも美味しいですが、ダイエットの効果を引き出したいなのなら、常温やホットがおすすめです。
冷たすぎる飲みものは血流が上がりずらく、体を冷やし基礎代謝を下げてしまい内蔵脂肪が落ちずらいです。
ダイエットに効果的な桑の葉茶の選び方
ダイエットに効果的な桑の葉茶の選び方を3つご紹介します。
- 甘すぎるのはNG
- 粉末タイプがおすすめ
- 国産の桑の葉茶が安心
選び方①:甘すぎるのはNG→ダイエットには逆効果
飲みやすくするために甘味料などを配合した桑の葉茶などがありますが、甘味料をプラスしたものは、ダイエットには逆効果になります。甘味料が配合されていない飲みやすい桑の葉茶を選び、習慣として飲み続けることが、体質改善につながります。
選び方②:粉末タイプがおすすめ→桑の葉の栄養素が凝縮
ケールや青汁よりも栄養価の高い桑の葉。
桑の栄養素を余すことなく取り入れるためにも茶葉ではなく粉末タイプがおすすめです。
選び方③:国産の桑の葉茶が安心
体に取り入れるものなので、やはり安心なのは国産桑100%。成分や産地表記、添加物が配合されているかなど、しっかりと確認し安心できるものを選ぶことが大切です。
桑の葉茶はどこで買えるの【おすすめ10選】
最近はドラックストアーなどでも買えるようになりましたが、やっぱり専門店での購入をおすすめします。
今回紹介する桑の葉茶のランキングは、桑の葉茶の愛飲歴15年の筆者がダイエットにおすすめの「値段」「信頼性」の2つを基準にして選ばせていただきました。
あくまで個人的なランキングとなってますが、桑の葉茶を選ぶ1つの基準にしてくれたら幸いです。
- ソシア「糖煎坊」
- おおまさEC「おおまさの桑の葉茶」
- 万象堂「桑の葉茶」
- 太田胃散「桑の葉茶匠仕立て」
- バブルスター「生桑茶 茶の雫」
- さぬきマルベリーティー
- ここラボ「ゆるやか習慣」
- がばい農園「国産の桑の葉茶」
- フレスコ「特桑茶」
- 山本漢方「桑の葉茶」
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