ビタミン、ミネラルの栄養素が多く含まれ、その栄養価の高さはケールや青汁よりも高い桑の葉茶ですが、桑の葉に含まれる成分には糖質抑制効果があり、血糖値の上昇が抑える働きがあると言われています。
今や日本人の生活習慣病とも言われる糖尿病の予防、改善に、桑の葉に含まれる成分は効果が期待できるのでしょうか?
そもそも糖尿病とは
そもそも糖尿病とはどんな病気なのでしょうか?
糖尿病は、インスリンというホルモンの不足や作用低下が原因で、血糖値の上昇を抑える働き(耐糖能)が低下してしまうため、高血糖が慢性的に続く病気です。
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糖尿病の恐さは、自覚症状のないままに重篤な合併症が進展することで、微小な血管の障害である網膜症・腎症・神経障害の三大合併症のほか、より大きな血管の動脈硬化が進行して心臓病や脳卒中のリスクも高まります。
出典:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
通常、血糖値が上昇すると、膵臓から分泌されるインスリンが血液の中の糖をエネルギーに変える働きにより、血糖値を下げる働きをします。この働きがうまく行われないと、高血糖がつづき、「糖尿病」になると言われています。
糖尿病が引き起こす合併症
サイレントキラーと呼ばれ、自覚症状のないまま進行していく糖尿病は、高血糖が続くと、血管内は糖だらけになり、活性酸素が大量発生。
活性酸素が血管を破壊し、「手足のしびれ」、「失明」、「腎機能の低下」、「脳卒中」や「脳梗塞」など、体のさまざまなところで合併症を引き起こします。
誰もがなるリスクがある糖尿病
糖尿病には「1型糖尿病」「2型糖尿病」「他の病気が原因のもの」「妊娠糖尿病」があり、10人に9人は生活習慣病とされる2型糖尿病です。
自覚症状がないまま進行し、合併症を引き起こす恐れのある糖尿病ですが、現代の食文化、生活習慣により、糖尿病患者は予備軍も含め約2,000万人とも。(*参考:厚生労働省 平成28年国民健康・栄養調査の結果)
40歳以上に多く見られる糖尿病も、最近は若い世代も増加傾向にあるようです。
「運動不足」「暴飲暴食」「ストレス」「肥満」など生活習慣の乱れが関係していると言われる2型糖尿病は気をつけなければ、誰もが糖尿病になるリスクがあるということですね。
糖尿病に重要なこと
糖尿病に重要なことは3つ。
- 生活改善によって糖尿病を防ぐこと
- たとえ発症しても、血糖値をコントロールして健康を維持すること
- 合併症をくいとめること
糖尿病の予防や、改善には運動や生活習慣を正すことが大切になりますが、なかでも食事管理は大きなポイントになります。
桑の葉茶には糖尿病予防効果がある?
糖尿病予防には、糖質の摂取量に気をつけなければなりません。糖質と言えば、「スイーツなどの甘いもの」と思いがちですが、実際には、ごはんや、パン、麺類などにも糖質が多く含まれています。
桑の葉が注目される理由の一つとして、桑の葉に含まれたDNJ(デオキシノジリマイシン)成分には、糖の吸収を緩やかにする働きがあり、糖質制限、ダイエット、糖尿病予防に効果的だと言われているからです。
では、桑の葉に含まれるDNJ成分はどのような働きをするのでしょうか?
桑の葉茶の成分DNJが糖の吸収をブロック
食べ物の糖質は小腸で、分解酵素の(αグルコシダーゼ)により、ブドウ糖に分解され、血液中に吸収されますが、ブドウ糖によく似たDNJを摂取しておくことで、αグルコシダーゼがブドウ糖と間違え、糖の吸収を阻害し血糖値の上昇を緩やかにします。また、過度のインスリン分泌を抑える効果があります。
この糖の吸収を緩やかにしてくれる、DNJ成分は、桑の葉だけに多く含まれる、桑の葉の特有成分になります。
桑の葉茶に含まれる糖尿病予防が期待できる成分
桑の葉にはDNJ以外にも、糖尿病予防に効果が期待される成分が含まれています。
糖尿病予防に効果的だと思われる成分
- ルチン
- 食物繊維
- GABA(ギャバ)
GABA
糖尿病患者の40~60%が高血圧を併発すると言われますが、桑の葉に含まれるGABAは血圧の上昇を抑える効果があると言われています。また、GABAには、ストレレスを軽減しリラックスする効果があると言われています。
ルチン
桑の葉に含まれるルチンには強力な抗酸化作用があり、活性酸素を除去。
毛細血管を強化する作用や、動脈硬化、脳卒中の予防に効果があると言われています。
食物繊維
食物繊維には、便通をよくする働きだけではなく、食物繊維を多く摂ることで、血糖値を下げる効果があると言われています。血糖値の上昇を抑制するためにも、積極的にとりたい栄養素になります。
また、食物繊維にはコレステロールや中性脂肪の吸収を抑える働きがあります。
桑の葉は、血糖値の上昇を抑えるだけではなく、ビタミン類、牛乳の20倍以上とも言われるカルシウムや、鉄分、亜鉛などのミネラル分も豊富に含まれています。
不足がちになる栄養成分が豊富に含まれているため糖尿病や、高血圧などの生活習慣病の予防、改善に桑の葉が注目されています。
実は、桑の葉茶は昔から「糖尿病」予防として飲まれていた?
「桑」は、美しい絹を作り出すおカイコさまのエサとして知られていますが、古来より、中国では、果実、葉、枝そして根までも漢方として使われてきました。
日本でも、「茶は養生の仙薬なり〜」で始まる鎌倉時代の「喫茶養生記」にも、その効果が書かれており、「水をいくら飲んでものどの渇きを覚える飲水病(糖尿病)に三・五日で必ず験あり」と糖尿病の治療に桑が使われていたと思われる文献があります。
まだまだ、解明されていないことも多くありますが、現在は、研究が進み、桑の葉には血糖値の上昇や高血圧、コレステロールを下げる効果が期待できると言われています。
糖尿病が気になる方の桑の葉茶を飲む際の注意点
糖質や血糖値が気になる方は桑の葉茶をいつ飲むのが効果的でしょうか。
糖質制限には桑の葉茶はいつ飲むのが効果的?
血糖値は食後上昇します。食前に桑の葉を体に摂り入れることで、DNJが小腸に先回りし、糖の吸収を抑える効果があると言われています。食事の15分前からゆっくりと、飲むことがおすすめです。
桑の葉茶の副作用
桑の葉茶は副作用などの報告はありませんが、現在糖尿病薬を服用している方、インスリン注射をしている方や、抗血栓薬ワーファリンを使用中の方は、服用前に医師にご相談することをおすすめします。
また、桑の葉に含まれる食物繊維にはお通じをよくする働きがあるため、お腹が緩くなるなど感じる場合があります。その場合は、飲む量、回数を少なくするなど、調整することをおすすめします。
「おおまさの桑の葉茶」がおすすめです!
「いつまでも健康で、美味しい物を食べたい」と、多くの方が願うことだと思います。
桑の葉茶をだけを飲んでいれば、生活習慣病の糖尿病を予防、改善できるとは言い切れませんが、桑の葉には糖の吸収を抑える働きや、健康維持には欠かせない、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が多く含まれています。
「毎日美味しく飲んでもらいたい。体に良いものでも味が大事!」と、おおまさの桑の葉茶は食材にこだわる鮨屋の大将が、生産者と協力し、飲みやすさにこだわった桑の葉茶になります。
こだわり①:美味しく飲める
日本人に馴染みのある緑茶を飲むように、ゴクゴク飲めるような桑の葉茶。もちろん、桑の葉茶の栄養素はそのままに、甘味が感じられる美味しい桑の葉にこだわりました。
こだわり②:桑の葉茶の安全性
魚や食材を選ぶ際、鮮度や産地、安全性にこだわるように、桑の葉にもこだわりました。農薬を使わず、添加物も一切使わない、天然のまろやかな甘味を感じられる山梨県の桑の葉を使用しています。
小さなお子様から、ご年配の方まで、寿司屋の大将がこだわった美味しく飲める桑の葉茶は、実際にお店の「アガリ」で出されています。
いつまでも、美味しいものを健康で食べられる体づくりに、寿司屋の大将が、こだわった、どこよりも飲みやすい桑の葉茶を是非一度お試しください。