ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な桑の葉茶。また、桑特有のDNJ成分により、「ダイエット」や「血糖値」の糖質ケアに飲まれている方も多いと思います。
栄養価が高い桑の葉茶ですが、飲めば飲むほど健康や美容に効果がある?と飲まれている方がいたら注意が必要です。
ここでは、「桑の葉茶には摂取量制限がある?」「桑の葉茶を飲み過ぎは逆効果?」などを解説していきます。
1日の摂取量制限はあるの?
桑の葉茶は、1日の摂取上限や、規定量などはありません。
桑の葉茶は、お薬やサプリメントと違い、「お茶」ですので、1日の摂取量に関する制限などは特にありません。
また、カフェインが入っていないため、小さなお子様も、妊婦さんも安心して飲むことができるお茶になります。就寝前の水分補給に飲んでも睡眠の妨げになる心配もありません。
桑の葉茶は、摂取量などを気にすることなく、お好きな時に飲めるお茶になります。
ちなみに:桑の葉茶を飲んではいけない人はいるの?
1日に何杯飲んでもよい桑の葉茶ですが、桑の葉茶を飲んではいけない人はいるのでしょうか?
ワルファリンなどのお薬を貰っている方
桑の葉には血液を固める働きがある「ビタミンK」が含まれています。
血液をサラサラにする薬のワルファリン、ワーファリンなどを処方されている方は主治医に相談することをおすすめします。
カリウム制限を受けている方
桑の葉には「カリウム」が含まれています。
カリウムはむくみや、塩分を排出してくれる作用がありますが、腎臓病や、腎臓機能が低下している方、人工透析を受けられている方などは、カリウムが体外へ排出されず、高カリウム状態になってしまう可能性があります。主治医に相談することをおすすめします。
桑の葉茶の飲み過ぎは逆効果?
桑の葉茶には多くの栄養成分が含まれています。
そのため、「一度にたくさん飲んで栄養素を摂り入れたい」、「たくさん飲んで効果を実感したい」と思う方もいるかもしれませんが、それは返って逆効果かもしれません。
桑の葉茶の飲み過ぎは逆効果?
ビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノールなど栄養成分が豊富な桑の葉茶ですが、桑の葉茶を飲めば飲むほど、糖質ケアやダイエット、健康や美容に効果が出るというものではありません。
人の体は一度に多くの栄養素を吸収できず、過剰な栄養素は排出されてしまいます。
桑の葉茶を飲み過ぎると下痢になる場合もあるかも?
桑の葉茶には、食物繊維が豊富に含まれています。
そのため、飲み過ぎると、体質によっては、おならが出る、お腹が張ったような感じがする。お腹が緩くなるといった症状が出る場合があります。
ガブ飲み、飲み過ぎは胃腸の負担に
桑の葉茶に限らず、麦茶や、緑茶、お水であっても、ガブ飲み、水分の過剰摂取は体のためには良くありません。
また、夏場の水分補給などは、氷を入れた冷たい飲み物を飲み干したいという時もありますが、どんな飲み物も、体の冷やし過ぎや、飲み過ぎは胃腸に負担をかけてしまいます。
胃腸が弱れば必要な栄養素を吸収できなくなってしまいます。
適量を飲み続けることが効果的
桑の葉に含まれるDNJ(デオキシノジリマイシン)は糖の吸収を抑えてくれる働きがあると言われているため、ダイエットや血糖値などの糖質ケアのために、桑の葉茶を飲まれている方も多いと思います。
糖質ケアを気にするなら毎食時の1杯
糖質ケアを意識している方には、食前に桑の葉茶を飲むことがおすすめです。
食前に桑の葉茶を飲むことによって、桑の葉に含まれるDNJが小腸に先回りし、糖の吸収を抑える働きをしてくれます。
そのため、桑の葉茶を一度にたくさん飲むよりも、毎食時の1杯を日々摂り入れることが大切になります。
大切なことは、続けること。日々、飲み続けることで体の変化を感じやすいと思います。
毎日こまめな栄養補給が健康維持、美容に効果的
桑の葉にはDNJ以外にも、ビタミン、ミネラル、食物繊維、そして抗酸化作用のあるポリフェノールを多く含んでいます。
特に、どの年代も不足していると言われるミネラル分のカルシウムや、貧血にも効果的な鉄分など健康維持に欠かさせない栄養成分が豊富なので、毎日お飲み頂くことがおすすめです。
とくに、水溶性のビタミンのビタミンB群やビタミンC、血圧を下げる効果があると言われるマグネシウムは、一度にたくさん摂っても、体内には貯めておくことができず、尿として排出されてしまうのです。
そのため、一度にたくさん飲むよりも、毎日、こまめに補給することが体のためにも、また効果も実感しやすいと言えるでしょう。
毎日のお通じに適切な量を
飲み過ぎると、食物繊維の働きによりお腹がゆるくなる可能性がある桑の葉茶ですが、適切な量であれば、腸内環境を整え毎日のお通じに効果が期待できます。腸は栄養を吸収する吸収器官、腸内環境を整えることは健康や美容に大切になります。
一度に多くの栄養素を摂ろうと飲み過ぎるより、毎日適量を飲み続けることが大切になります。