「お通じがなくてお腹が苦しい」「毎朝スッキリ出ない」など便秘、便通に悩む方も多いのではないのでしょうか?
そんな「便秘」実は、放っておくと、体の中で悪さをするかもしれません。「美腸」「腸活」と言われるように腸内環境を整えることは、お肌にも、健康維持にも大切になります。
ここでは、「便秘の原因」や「体への影響」、「桑の葉の便秘改善効果」などを解説していきます。
桑の葉茶で便秘改善効果
桑の葉茶は、食物繊維が豊富に含まれているため、頑固な便秘にも効果的だと言われています。また、食物繊維だけではなく、桑の葉に含まれるDNJ成分やマグネシウムも便秘改善に効果が期待できる成分が多く含まれています。
桑の葉茶に含まれる食物繊維が便秘を改善
食物繊維は消化されずに大腸まで届くため、ビフィズス菌や乳酸菌を増やし、腸内環境を整える働きがあると言われています。
また、食物繊維は腸内で、便の中に入り込み便を軟らかくする働きや、腸内の動きを活発にし、便を排出しやすくする効果があるため、便秘解消には食物繊維を意識的に摂ることが大切になります。
日々の生活の忙しさや、バランスの良い食事が摂れず不足しがちな食物繊維が、桑の葉茶にはケールの1.3倍、ごぼうの7.2倍も含まれています。
桑の葉特有成分DNJが便秘を改善
桑の葉には糖の吸収を緩やかにする桑の特有のDNJ成分が含まれています。
ダイエットや糖尿病予防に効果的と言われているDNJ成分ですが、実は、便秘解消にも効果的だと言われています。
DNJは小腸で吸収されるはずの糖の吸収を阻害します。その後、吸収されなかった糖は大腸へ流れつき、大腸内で分解されますが、その際に、炭酸ガスや水素ガスなどが発生し腸内を刺激することで便通がよくなると言わています。
マグネシウムが便秘を改善
桑の葉にはカルシウムや亜鉛などのミネラル分も多く含まれています。桑の葉に含まれるミネラル分の一つ、マグネシウムは腸内に水分を集め、固くなった便を軟らかくして、腸内を流しやすくする作用があります。
ビタミン類がサポート
桑の葉には、食物繊維だけではなく、お肌に良いとされるビタミン類や抗酸化成分が含まれ、その量は青汁の原料になるケールよりも多く含まれているため、便秘を解消しながら、便秘からくる肌荒れやくすみの改善にも効果が期待できます。
桑の葉茶は便秘、肌荒れに悩む女性の味方と言えます。
便秘になる原因や体への影響は?
なぜ便秘になってしまうのでしょうか?便秘になる原因や、便秘を放っておくと体へどのような影響を与えるのでしょうか?
便秘になる原因
- 睡眠不足
- 不規則な食事や栄養バランスの偏った食事
- 水分不足
- ストレス
- ホルモンバランスの影響
などが主な原因と言われています。
また、ダイエットが原因で便秘になる方も多いと言われています。
桑の葉には糖の吸収を抑える働きがあるためダイエットに効果的だと言われていますが、ビタミン、ミネラル、食物繊維が多く含まれているので、肌荒れを防ぎ、栄養を補いながら、しっかりと老廃物を排出する効果が期待できます。
便秘がもたらす体への悪影響
- 肌荒れ
- 口臭・体臭
- 糖尿病などの生活習慣病
- 腰痛や肩こり
体に便が停滞した状態になると、便がエサとなり、悪玉菌が増殖します。
よく言葉に聞く「悪玉菌」ですが、名前のとおり、悪玉菌が増えると、「アンモニア」や「アミン」などの有害物質や発がん性物質を発生させます。
そして、発生した有害物質は腸内から体内に吸収され、血液中に運ばれて全身を巡ります。全身に巡った有害物質は毛穴から老廃物を排出しようと吹き出ものなどの肌荒れをおこしたり、体臭や口臭の原因になってしまいます。
悪玉菌が増え腸内バランスが崩れると、腸内での吸収や分解へも影響を及ぼしてしまうことから、「糖尿病」、「動脈硬化」、「高脂血症」などの生活習慣病の原因にも繋がると考えられています。また、腹部の圧迫や血流が悪くなることで、「腰痛」や「肩こり」の原因にも繋がると言われています。
腸内環境を整え、毎日、排便を促すことは「美容」、「生活習慣病などのリスクの軽減」、「健康維持」などに大切になります。
桑の葉茶を便秘の方が飲む効果的な飲み方
便秘の方が桑の葉茶を飲むにあたり効果的な飲み方や、適量はどのくらいなのでしょうか?
冷やし過ぎは便秘にNG
寝起きの1杯の冷たい飲み物は胃腸を刺激し、腸の「ぜん動運動」を活発に促してくれます。
ただ、冷え性の方や、夏場、冷房のあたりすぎ、冷たい飲み物の飲みすぎなどで、内臓が冷えてしまっているときは、冷たい飲み方は返って血流を悪くしてしまい便秘改善へは逆効果になってしまいます。常温か、温かい飲み方がおすすめです。
乳製品と合わせて腸内環境をアップ
桑の葉茶は牛乳や、ヨーグルトとの相性もとても良いので、牛乳と合わせて桑茶オレや、粉末タイプの桑の葉茶ならば、ヨーグルトと合わせれば乳酸菌などが摂取できるため、腸内環境がアップします。
便秘改善への桑の葉茶の飲む適量はどのくらい?
桑の葉茶にはカフェインが含まれていないので、小さなお子様からご年配の方まで、安心してお飲みいただけます。
また、糖の吸収を抑える効果を期待される方には、食前、食中がおすすめの飲み方になりますが、麦茶や緑茶と同じように、お好きな時にお飲みいただけます。
桑の葉茶には、桑特有成分や食物繊維が多く含まれているので、腸内環境を整え便通の改善の効果が期待できますが、体質によっては、お腹がゆるくなるなどの症状がでる場合があります。ご心配の方は、少量から始めて、様子をみることをおすすめします。
栄養を補給することも大切ですが、老廃物を出すことも健康維持には大切になります。ビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含み、排出作用にも期待できる桑の葉でスッキリ習慣を始めませんか?