おなかの赤ちゃんへの栄養素はすべて、お母さんの胎盤を通って赤ちゃんへ運ばれます。食べたものが赤ちゃんの栄養になるので、食品の成分や栄養素、安全性が気になりますよね。
「桑の葉茶は妊婦さんが飲んでも大丈夫なのか」「妊婦さんが飲む前に知っておくべきこと」などを解説していきます。
結論:妊婦さんが飲んでも大丈夫
結論から言うと、桑の葉茶にはカフェインが含まれていないため、妊婦さんが飲んでも問題はないと言えます。
むしろ、桑の葉茶は妊娠中に必要な栄養素が含まれており、妊婦さんにおすすめの飲み物です。
桑の葉茶にはこんな成分・栄養素があります
現代人が不足しがちな「カルシウム・ビタミン・ミネラル」などの豊富な栄養成分のほかに、桑の葉にしか含まれていない成分があります。
桑の葉の栄養素は、主に3つです。
- デオキシノジリマイシン(DNJ)
- ミネラル成分、ビタミン類
- 食物繊維
1.デオキシノジリマイシン(DNJ)
桑の葉にだけ多く含まれた特有成分のデオキシノジリマイシン(DNJ)が血糖値の上昇を抑える働きがあると言われ、糖尿病対策やダイエット効果にも期待される成分です。
2.ミネラル成分、ビタミン類
桑の葉にはカルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムなどのミネラル成分のほかにも、ビタミン類が豊富に含まれています。
妊娠と同時にカフェインの入っていないルイボスティーや赤ちゃんと体のために青汁などを飲み始める妊婦さんも多いと思います。
ここで、ケール青汁と桑の葉の栄養素の差を見てみましょう。
断トツに桑の茶の栄養素のほうが高いですよね?そのため、栄養をたくさん摂取しないといけない妊婦さんには非常におすすめです。
3.食物繊維
その他にも桑の葉には食物繊維が豊富に含まれているので、便通を改善し腸内環境を整え、コレステロールの吸収を抑える効果が期待できます。
また、桑の葉には血管を強化すると同時に血管を洗浄する「ルチン」や血圧を抑える成分の「GABA」なども含まれています。
桑の葉茶で妊婦さんに期待できる効果
妊婦健診では、太り過ぎも痩せ過ぎもいけないと指導を受けることがありますが、無理な食事制限は赤ちゃんにも体にも良くありません。
桑の葉は妊婦さんにどのような効果があるのでしょうか?主な効果は5つあります。
- 体重増加を防ぐ(便秘解消も)
- つわり時期の栄養補給
- 妊婦さんのカルシウム不足を補う
- 貧血予防
- 取りすぎた塩分を排出
1.体重増加を防ぐ(便秘解消も)
妊娠中は妊娠糖尿病などのリスクからも体重増加には気をつけなければなりません。また、ホルモンの影響や水分不足、お腹の圧迫などにより便秘になってしまう妊婦さんも多いと思います。
そんな時におすすめなのが桑の葉です。
食前に桑の葉を摂取することデオキシリマイシン(DNJ)の成分が糖の吸収を抑える効果があると言われています。このDNJ成分は桑の葉にだけ多く含まれている特有成分。
さらに、このDNJ成分によって吸収されなかった糖は腸内に運ばれ、分解されるときに発生する水素などのガスが大腸を刺激し便通がよくなる効果が期待できるだけでなく、桑の葉には食物繊維が豊富に含まれているため腸内環境を整える効果も期待できます。
2.つわり時期の栄養補給
つわりがひどい時や食欲減退のときには、食事をとるのも難しくおなかの中の赤ちゃんが心配になりますよね。「水分だけならなんとか口にできる」という時には、栄養成分が高い桑の葉を取り入れてみてください。
粉末パウダータイプの桑の葉茶は、お水以外にも牛乳や豆乳、ジュースやプレーンヨーグルトなどにも混ぜて飲むことができるので、つわりで食事がとれないや食欲が減退しているときの栄養補給におすすめです。
3.妊婦さんのカルシウム不足を補う
カルシウムは赤ちゃんの骨や歯を形成するために欠かせない栄養素です。おなかの赤ちゃんへカルシウムが運ばれてしまうため母体のカルシムが不足してしまいます。
一昔前は、「子供をひとり産むと歯が1本抜ける」。最近は、「妊娠後骨粗しょう症」や「産後骨粗しょう症」という病名もあるほど。
そのため、妊婦さんはカルシウムを多く取る必要があります。桑の葉には牛乳の20倍、ケール青汁の2.3倍のカルシウムが含まれています。
またカルシウムと一緒に働くマグネシウムもケール青汁の1.6倍の量が桑の葉には含まれているのです。
4.貧血予防
妊娠中は貧血になりやすいため、積極的に鉄分を多く含む食品を取る必要があります。
桑の葉にはケール青汁の3.1倍の鉄分が含まれています。
カフェインは鉄分の吸収を阻害してしまいますが、ノンカフェインの桑の葉茶には鉄分だけでなく、鉄分の吸収を高めるビタミンCも多く含まれているので貧血予防として効果が期待できます。
貧血は赤ちゃんへの栄養が届かなくなるだけではなく、立ちくらみを起こして転倒するなどの危険があるため、妊娠期の貧血には注意が必要です。
5.取りすぎた塩分を排出
妊娠中の塩分量は2020年の厚生労働省が定めた基準では1日6.5グラム未満とされています。(出典:日本人の食事摂取基準2020年版)
しかし、実際はどうでしょうか?
成人女性の1日の塩分摂取量は平均9.3グラムとなっています。(出典:平成30年国民健康・栄養調査)
妊娠中毒症などの予防のためにも妊婦さんの塩分量は気をつけないといけませんが、調味料やお菓子、スープ、味噌汁など、塩分は身近な食品に含まれているため摂取量を超えてしまいがちです。
桑の葉に多く含まれるカリウムには塩分を排出する作用があるので、とりすぎた塩分の排出の効果が期待できます。
妊婦さんが桑茶を飲む前に知っておくべきこと
妊婦さんが桑の葉茶を飲む前に知っておくべき注意点
Q1:桑の葉茶に副作用がある?
妊婦さんが桑の葉茶を飲んで、副作用が出たなどの報告はありません。
しかし、食物繊維が豊富な桑の葉は便通をよくする働きがあるので、たくさん飲むと体質によっては、おなかが緩くなる、はりを感じる場合があります。
Q2:桑の葉茶は飲みやすい?
飲みやすいです。
苦味、臭み、えぐみを感じないほどお子様でもお飲みいただけます。抹茶の感覚に近いです!
Q3:そもそも妊婦さんが取るべき栄養素はなに?
妊婦さんに必要な栄養素といえば、
- 鉄分
- カルシウム
- 葉酸
この3つが代表的です。
なかでも、妊娠初期から胎児の神経管閉鎖障害の発症のリスクを低減するとされる「葉酸」の摂取が推奨されていますが、「おおまさの桑の葉茶」には合成葉酸(モノグルタミン酸)は配合していません。
なぜ葉酸を入れないの?
「おおまさの桑の葉茶」は妊婦さんのために作られたものではなく、日常、どなたでもお好きな時にお飲みいただけるように作られた自然の一般食品になります。
そのため合成成分などは一切配合していません。
葉酸はほうれん草などの食品からとれる「ポリグルタミン酸型葉酸」とサプリメントなどの合成の「モノグルタミン酸型葉酸」の2種類あります。
食品からとれるポリグルタミン酸型葉酸は水に溶けやすい性質から、熱に弱いとされ体内に吸収されることが難しく摂取量が不安定になりがちです。
そのため、安定的に吸収できるサプリメントなどが厚生労働省からも推奨されています。
「おおまさ桑の葉茶」は国産無添加、こだわり製法で飲みやすい
桑の葉茶を使った青汁やブレンド茶のなかには、ブレンドされている茶葉が外国産のものや、緑茶が配合されていることによってカフェインが含まれてしまっているものがあります。
おおまさの桑の葉茶は国産無添加
- 国産桑の葉茶100%使用
- 無農薬
- 添加物不使用
- 放射線検査、残量農薬検査を実施
『おおまさの桑の葉茶』は完全無農薬の山梨県の一ノ瀬桑を使用し、安心、安全にもこだわり定期的に放射線検査、残留農薬検査を行っています。
おおまさの桑の葉茶だから飲みやすい
飲みやすくするために甘味料などが配合された青汁などもありますが、おおまさの桑の葉茶は甘味料や添加物は一切使用していません。
おおまさの桑の葉茶が飲みやすいのは、その製法に秘密があるんです。
おおまさの桑の葉茶のこだわり製法
おおまさの桑の葉茶は蒸して、じっくりともみ上げ、乾燥させる緑茶と同じ製法で作りあげているので、青汁などと違い苦味や青臭さなどが少ないまろやかな桑の葉茶になっています。
味覚や匂いに敏感になっている妊婦さんにも、まろやかな桑の葉茶は飲みやすく妊娠期だけではなく産後の授乳期まで安心してお飲みいただけます。
お母さんとおなかの赤ちゃんのためにもビタミン、鉄分、カルシウムなどの栄養補給必須です。そのため、それらの栄養素が含まれた「おおまさの桑の葉茶」は妊婦さんに非常におすすめです。